イラスト専門学校について調べると、「やばい」「やめとけ」などといったネガティブな意見が目に入ることがあるのではないでしょうか。これからイラスト業界での活躍を目指し、知識を身につけようというタイミングでこのような意見を目にしてしまうと不安な気持ちになってしまいます。
この記事では、イラスト専門学校にネガティブな意見が上がってしまう理由を分析し、解説します。また、イラスト専門学校にかかる学費や、通うことのメリット、専門学校を選ぶ際のポイントなどについてまとめました。
今後イラスト業界に就職したいと考えている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
この記事でおすすめするイラスト専門学校は下記リンクからご覧いただけます。
>>>イラスト専門学校(東京)
>>>イラスト専門学校(大阪)
イラスト専門学校とは
イラストの専門学校では、多くのカリキュラムを通して、基礎画力、CG制作、イラスト作成ツールの使い方、Webデザイン、アニメーションなどについて学ぶことができます。
多くのイラスト専門学校では卒業前の就職サポートがあり、
- イラストレーター
- CGデザイナー
- キャラクターデザイナー
- グラフィックデザイナー
- アートディレクター
- Webデザイナー
- 漫画家
などの幅広い職業への就職を目指すことができます。
イラスト業界を目指せる学校の種類
イラスト業界を目指すことができるのは、専門学校、大学、通信学校のいずれかです。それぞれの特徴について見ていきましょう。
専門学校
専門学校では、イラスト業界の第一線で活躍している現役のイラストレーターやデザイナーが講師としてカリキュラムを指導してくれるケースが多いのが特徴です。卒業後はすぐイラスト業界に就職することの多いイラスト専門学校では、現場のリアルな声を学べるのは大きなメリットでしょう。
また、専門学校は出版社やゲーム会社などと連携していることや、就職実績を重ねてきたことで、会社説明会やインターンが積極的に行われることも多いです。
大学
大学を卒業してイラスト業界を目指す場合、美術大学または短大でイラストについて学んだあとに広告代理店やアニメ制作会社などの大手企業に就職するケースが多く見られます。その他、大学院に進学したり、美術講師として働いたりといったように大学ならではの進路を選ぶ人もいます。
イラスト学科がある大学であれば、一般大学でもイラスト業界への就職を目指すことができます。一般大学では一般教養についても学べるため、4年間の中でイラスト以外の道に進みたいと思ったときの選択肢があることが大きなメリットとなります。
通信学校
仕事やアルバイトをしながらイラストについて学びたい場合は、通信学校も選択肢の一つです。
通信学校では何より時間を自由に使うことができ、自分のペースで学習を進めることが可能です。また、学費が抑えられるため、費用がネックでイラストを学ぶ道を諦めようとしていた人にとってはうれしいポイントでしょう。また、就職サポートもしっかりと受けることができます。
ただし、自宅での学習が基本となるので、専門学校のように現役講師から学ぶことが難しかったり、勉強時間を確保するための自己管理が必要になったりというデメリットはあります。
イラスト専門学校はやめとけと言われる理由
イラスト専門学校について調べていると「イラスト専門学校はやめておけ」といったような意見が目につくことがあるのではないでしょうか。
ここでは、イラスト専門学校に対してのネガティブな意見が目につく理由について考えられることを、もう少し掘り下げていきましょう。
就職が難しい
イラスト業界はそもそも就職枠が多くなく、競争率が激しい傾向にあります。大手企業や大手広告代理店は4年生大学の卒業資格を就職の要件にしているところが多く、専門学校卒生は就職が難しいといえるでしょう。
反対に専門学校では、その専門学校だからこそ確保できる就職枠があったり、中小企業の求人が多く取り扱われていたりもします。大学と専門学校のどちらにも就職のメリットがあるので、将来どの企業に就職したいかを見越して学校を決めるのがベターです。
企業の求める人材を見極め、そこに向かって実践的なスキルを身につけていくことが就職競争に勝ち上がるポイントといえるでしょう。
学費が高い
イラストの専門学校は年間で100万円以上の学費がかかることがほとんどです。これに合わせて、教材費や画材費がかさんでくると、経済的負担が大きくなります。
在学中に、イラスト業界以外の道に進みたくなったときのことを考えると、イラストのことだけを学ぶために100万円以上の学費を払うのは高いと感じる人がいることで、イラスト専門学校をおすすめしない意見が上がっていると考えられます。
カリキュラム内容の質が低い
イラストの専門学校は、学費の割にカリキュラムの質が低いという声も。
一部の専門学校では企業との連携が薄く、現場で実際に通用するスキルやツールを学ぶ機会に恵まれないことで、就職後の実践的なスキルを十分に身に着けられないと感じることもあるようです。
また、設備が古かったり、業界経験の少ない教員が多かったりする学校では十分なスキルが身につきづらいでしょう。
入学のハードルが低い
多くの専門学校は、面接や願書のみで入学できます。入学する人のなかには、イラスト業界で夢を叶えたいという人はもちろん、趣味の延長でイラストを学びたい人や「なんとなく」で入学してくる人も。
このようにイラストについて学ぶ意欲が高くない人も入学できるので、モチベーションの低いほうに流されてしまい、しっかり学ばずに卒業する人も少なくないことでネガティブな意見が挙がってしまうことがあると考えられます。
独学で学べることもある
現在ではインターネットやSNSが発達し、独学でもイラストを学べる環境が充実しています。また、有料の教材を活用すればプロの知識や技術を身につけることも不可能ではありません。
実際に独学でイラストを学び、成功している人もいるので、専門学校に通う意味はないという風にとらえられてしまいがちです。
自身の努力次第で独学でもイラスト業界での成功を目指せることは事実です。しかし、企業への就職や実践的な技術や知識、人脈など、独学では得られないものも数多くあるということも事実。
講師や仲間などの客観的な意見があるからこそ気付ける自分の強みや弱みがあったり、わからないことをすぐに解決できる環境があったりと、スキルアップに関しても専門学校ならではのメリットがあるため、独学がよいとは一概にいうことはできません。
イラスト専門学校の学費
ここで、イラスト専門学校に通う際の学費について詳しく見ていきましょう。
学費の相場
イラスト専門学校の一般的な学費相場は2年制で約250万円です。3年制、4年制の場合は1年につき100万円追加した額が相場であるといわれています。
美術大学の学費相場が300〜650万円といわれているため、費用面を重視するのであればイラスト専門学校がよいでしょう。
学費の内訳
学費の主な内訳は次のとおりです。
- 入学金:10~18万円
- 授業料:80~90万円
- 設備費:18万円前後
- 実習費:10~15万円
授業料は、専門学校によって学費のサポートシステムがあります。このサポートシステムについては次の項目で詳しく説明します。
設備費は、イラストを学ぶにあたって必要な設備や機材の導入・維持にかかる費用です。この費用を無駄にしないためにも、入学後は専門学校の自習室や機材を積極的に活用することをおすすめします。
学費の抑え方
できるだけ学費を抑えてイラストを学びたいという人は多いはず。ここでは学費を抑えるための制度について紹介します。
修学支援制度
修学支援制度では、一定の条件を満たしている場合に
- 授業料・入学金の免除または減額
- 変換不要の給付型奨学金
の支援を受けることができる制度です。
昼間部では授業料・入学金合わせて最大約75万円、夜間部では最大約39万円の免除が受けられるほか、給付金として自宅生の場合で月38,300円、自宅外生の場合で月75,800円を受け取ることができます。
この支援制度は、教育内容についての要件を満たし都道府県からの認定を受けた学校のみで受けることができ、本校HALは今年も認定を受けております。
詳しい条件については文部科学省の「高等教育の修学支援新制度」をご覧ください。
教育訓練給付制度
教育訓練給付制度では、新たなキャリア形成のための学習を支援する制度です。費用はいったん自ら負担する必要がありますが、その後ハローワークへ支給の申請をすることで給付金を受け取ることが可能になります。
これまでは最大112万円であった支給額が、2024年10月より最大128万円まで拡充されました。
詳しい条件や給付の流れについては厚生労働省の「教育訓練給付制度」をご覧ください。
特待生になる
本校HALでは、イラスト業界で夢を叶えたいと入学する生徒を支援すべく独自の制度を導入。一定の判断基準を満たした特待生に対し、返済義務のない奨学金の給付や学費免除をおこなっています。
制度 | 概要 |
---|---|
HAL会奨学金制度 | 強い向学心を持ち、かつ経済的に学費を補う必要があると認められた学生に対し、HAL会が奨学金として卒業年次の学費納入時に50万円を支給(返還の義務なし) |
畠山奨学金 | 強い向学心を持ち、かつ経済的に学費を補う必要があると認められた学生に対し、畠山展郎氏の寄付から奨学金として卒業年次の学費納入時に30万円を支給。(返還の義務なし) |
HAL提携企業 学費免除制度 | 卒業後、即戦力のスペシャリストとして、提携企業に就職し、その活躍が期待される学生に対し、提携企業が卒業年次の学費全額を支給。 (返還の義務なし。ただし、在学中に休学・退学または勤務開始後、規定年数(4年)満了以前に退職した場合は、全額返還) |
イラスト専門学校に通うメリット
美術大学や通信学校、独学でも学ぶことができるイラストについて、専門学校に通って学ぶメリットとは何が挙げられるでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう。
専門的な技術が学べる
イラスト専門学校では専門的な技術を幅広く学ぶことができます。これは当たり前に感じるかもしれませんが、自分の得意不得意や好き嫌いに関わらず幅広い知識を身につけられることは大きなメリットです。
独学では、どうしても自分が好きで得意な分野ばかりを深掘りしがち。悪いことではありませんが、イラスト業界でキャリアを築いていく上で知識やスキルは幅広いに越したことはありません。
さまざまな表現方法を吸収し身につけ、その中から自分のスタイルを確立していくことができれば、唯一無二のイラストレーターとして活躍することができるでしょう。
同じ目標の仲間と学べる
仲間でありライバルでもある、同じ志を持った人と同じ環境で学べることは将来の大きな財産になります。切磋琢磨しながら取り組むことでモチベーションを保てることはメリットです。
また、イラスト業界ではさまざまな部署とのコミュニケーションが大切になってきます。学生生活のなかでの仲間とのコミュニケーションは、就職後も活きてくるでしょう。
実践的な経験ができる
企業とのつながりが多い専門学校では、実践的な経験を交えながらイラストを学んでいくことができます。なかでもインターンシップでは、実際に企業に赴き、業務を経験させてもらえるので貴重な経験になるでしょう。
本校HALのインターンシップはカリキュラムの一つとして導入されており、1ヵ月間もの長期間にわたり現場で働くことで、即戦力につながる技術と知識を養います。
就職活動を支援してもらえる
専門学校の大きなメリットとして挙げられるのが、就職活動の支援です。企業とのつながりが強いイラスト専門学校が多く、一般大学や独学に比べて格段にイラスト業界に就職しやすいと言えるでしょう。
本校HALでは、各生徒の就職指導をマンツーマンでおこないます。ポートフォリオの効果的な見せ方や相手に自分を正しく伝えるための面接練習などを、イラスト業界を知り尽くした担任がしっかりと指導し、目指している企業への就職へ導きます。
行ってよかったと感じる学校の選び方
専門学校は多くの場合、就職前の最後の学生期間を過ごすことになります。そのような大切な時期を「行ってよかった」と心から思えるようにするために、次のポイントを押さえて学校を選びましょう。
就職率が高いかどうかをチェック
記事の冒頭でもお話ししましたが、イラスト業界は全体的に就職競争率が高い業界です。そのため、この業界において就職実績は学校選びの重要な指標の一つとなります。就職したい企業が決まっている場合は、その企業への就職実績があるかをまず確認してみるのがおすすめです。
また、詳しい情報を知りたい場合はホームページではなく資料請求がおすすめ。より詳細な情報を確認できます。
本校HALでは、2024年3月卒業生の就職実績100%。毎年各業界から高い評価を得ています。
オープンキャンパスに行く
実際に通う専門学校の雰囲気を肌で感じることができるオープンキャンパスは、学校選びの際に必ずおこなっておきたいことの一つ。
願書を出すまでの期間を考えると、高校2年生頃にはオープンキャンパスに参加している状態がベターです。
就職を希望する業界と強いつながりがあるかどうかをチェック
その専門学校の業界とのつながりの強さも判断基準に入れるべき項目です。
本校cでは、企業の人事・採用担当者が学内で直接業界を説明する機会を設けています。説明会だけでなく、学内で1次選考を実施する企業も多数あります。
第一線で活躍するプロから学べるかどうかをチェック
専門学校で学びたいことは、基本的なスキルはもちろん、現場で活かせるスキルや知識です。講師として第一線で活躍するプロから学ぶ機会を得られるかどうかも、大きな学校選びの基準となります。
本校HALではイラスト・デザイン・広告業界第一線のプロによる『スペシャルゼミ』を実施しています。他の専門学校では聞くことができない現場の体験談や、リアルに求められるスキルについて学ぶことができる貴重な機会です。
卒業生の主な就職先
最後に、イラスト専門学校を卒業後はどのような業界で活躍できるのかについて見ておきましょう。
広告業界
ポスター、チラシ、Web広告用のイラストなど、広告用のイラストを作成するのが広告業界でのイラストレーターの仕事になります。
画力やセンスだけではなく、売りたい商品やサービスの魅力と概要が伝わるようなマーケティング観点の知識も必要です。
出版業界
雑誌や本など、誌面のイラストを作成するのが出版業界でのイラストレーターの仕事になります。表紙はもちろん、挿絵を描くのがメインです。
ライトノベルの人気が高まってきた昨今、Webコンテンツが増えた現代でも需要の高い業種といえるでしょう。
ゲーム業界
主にゲームのキャラクターのデザインをするのが出版業界のイラストレーターの仕事です。ゲームデザイナーやキャラクターデザイナーとも呼ばれます。スマートフォンアプリが莫大な人気を誇る近年では、一つの企業につき複数人イラストレーターを起用することも。
正社員の求人数が一番多い業界がゲーム業界です。
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第一線のプロが直接指導する『スペシャルゼミ』や万一卒業時に就職できない場合でも就職が決定するまでの学費を2年間負担する『完全就職保証制度』など、HAL独自のカリキュラムや制度も充実。
ぜひお気軽にオープンキャンパスや資料請求をお申し込みください。
まとめ
専門学校でイラストを学ぶことは、基本的にはメリットばかりといえます。充分なカリキュラムに就職サポート、国からの給付金で費用を工面できるなど、イラストを学ぶ環境を整えるにはうってつけでしょう。
しかし、そのような環境であっても、どうしても人によっては合わないと感じることがあります。自分のペースで学ぶのが合っている人や、企業には就職せずフリーランスでコツコツとやっていくのが向いている人は、専門学校に入学するメリットを感じられないかもしれません。
自分にどのような環境が向いているのかを見極めて、専門学校でイラストを学ぶべきかどうか判断しましょう。
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