将来、IT業界に就職を希望する人のなかには、IT・コンピューター専門学校への進学を検討している人もいるでしょう。
専門的な知識が学べるだけでなく、就職の斡旋なども積極的におこなってくれるため、IT業界で働きたい人には優位な学校です。一方で、用意されているカリキュラムの内容や、希望する職種によっては、IT・コンピューター専門学校へ通っても意味がないと言われています。
本記事では、IT・コンピューター専門学校は意味がないと言われる理由や就職率について、詳しく解説します。IT・コンピューター専門学校を選ぶ際の後悔しないポイントについても解説しますので、進路先で迷っている人は参考にしてください。
この記事でおすすめするIT専門学校は下記リンクからご覧いただけます。
>>>IT専門学校(東京)
>>>IT専門学校(大阪)
>>>IT専門学校(名古屋)
IT専門学校とは
IT専門学校とは、プログラミングやソフトウエアなどに関するIT技術が学べる学校です。私たちの生活に欠かせないインターネットやアプリケーションといった、IT全般の基本的な知識が学べます。
IT業界で有利となる、各種の国家資格が取得できることも特徴的なポイントです。なお、IT・コンピューター専門学校で取得できる主な国家資格は、次のとおりです。
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- 情報処理安全確保支援士
- データベーススペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
上記の国家資格は代表的なもののみで、ほかにも学校によってさまざまな国家資格が取得できます。
卒業後の主な進路は、プログラマーやシステムエンジニア、セキュリティ技術者といったITに関する職業全般です。そのため、コンピューターに関連する仕事に関心がある人々から人気を集めています。
詳しい内容はIT専門学校とは詳細からご覧いただけます。
IT業界を目指せる学校の種類
IT業界を目指せる学校にはいくつか種類があります。ここからは、以下の3つの学校についてそれぞれメリット・デメリットを紹介します。
- 専門学校
- 大学
- 通信学校
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
専門学校
専門学校のメリットとデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・希望する業界について専門的に学べる ・専門的な就職実績が豊富 ・実践的なスキルを磨くことができる ・大学より少ない年数(1~2年)で卒業できる | ・希望する業界以外の選択肢が狭まる ・大学卒業の資格である『学士』を取得できない |
IT専門学校では、自身が学びたい業界に特化した学習が可能です。2〜3年制の場合が多く、 短期間で専門的な知識を身につけられます。
専門学校は就職を目的とした学校のため、大学入試のような学力を問われる試験はありません。そのため、偏差値はなく、面接や志望理由書などで合否が決定されます。ただし、倍率は公表されていないケースがほとんどです。
IT専門学校に進学した場合の学費相場は100万円~150万円です。一般的な専門学校と比較すると割高な傾向があるものの、大学と比べると合計額は安い傾向にあります。
大学
大学のメリットとデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
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・就職に有利な『大卒』の学歴が取得できる ・就職する際の職種の選択肢が増える ・サークルなどで交友関係が広がる | ・希望する職種とは関係ない単位を取得しなければいけない ・技術的な学習が少ない ・専門学校に比べると学費が高い |
大学では、ITに関する専門知識だけでなく、一般的な教養も幅広く学べることが大きなメリットです。あらゆる企業で有利となる『大卒』の学歴が取得できるため、就職の幅も広がるでしょう。
ただし、入学するためには入試が必要となり、自分の学力によっては希望する学校に入学できない可能性があります。受験する大学によって異なるものの、専門学校に比べると入試は難しい傾向が高いです。
なお、大学進学でかかる学費の平均は、国公立の場合で約250万円(※)です。私立大学の場合はさらに高額になる場合もあります。
卒業までに4年を要するため、できるだけ早く就職したいと考えている人には向いていません。
通信学校
通信学校のメリットとデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
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・専門学校よりは費用が抑えられる ・学校に通うための拘束時間が少ない ・自分のペースで学ぶことができる | ・自分で学習を進めるため、モチベーションを維持するのが難しい ・リアルな友達ができにくい |
通信学校では、基本的にオンラインで学習が進められるため、社会人や主婦といった働きながら学びたい人も通いやすいことが特徴です。
ただし、通信の学校は単なる講座か通信制の専門学校・大学かによって、学べる内容の幅が大きく異なります。資格取得を目指した通信講座であれば数万円から受講可能です。一方で、通信制大学などで専門的に学ぼうとすると、通常の大学と同程度の費用がかかる場合もあります。
カリキュラムが専門的になるほど学費も上がっていくので、自分に合った学習内容の学校を選択することが大切です。
また、なかにはモチベーションを維持できず、挫折してしまう人も多くいます。自分のペースで学習できるからこそ、知識や技術を獲得するには高い自己管理能力が必要とされるでしょう。
IT・コンピューター専門学校がやばいと言われる理由
IT・コンピューター専門学校がやばいと言われる理由は、以下の5つです。
- 授業内容が専門的で難しい
- 実践的なスキルが身につくとは限らない
- 独学でも学べる内容がある
- 学費が高い
- 希望する業種・職種に就職できるとは限らない
それぞれについて、解説します。
授業内容が専門的で難しい
IT・コンピューター専門学校は、特定の分野を『狭く・深く』学ぶカリキュラムの学校であるため、授業内容が専門的で難しいと思う人が一定数存在します。また、4年をかけて学習する大学とは異なり、1〜2年で卒業となることから、1年間に学習する専門知識の総量も多いです。
短期間で専門的な内容を詰め込まなければいけないため、授業内容の負担が大きいと感じる人もいます。
そのため、わからないことがあったときは、積極的に質問する姿勢も大切です。授業についていけるか不安な人は、サポート体制が充実していることを条件に入学する専門学校を選びましょう。
実践的なスキルが身につくとは限らない
専門学校では短期間で多くの専門知識を学習しますが、一部の学校では実践的な授業が少なめに設定されていることがあり、注意が必要です。知識はあっても実際の経験が不足していると、社会に出た際に学んだことを活かせないリスクがあります。
また、学校によっては授業の内容や教師の質が低い場合があることも、実践的なスキルが欠如してしまう要因のひとつです。
卒業後に就職先の即戦力となるためには、基礎部分をしっかり学びながらスキルを身につける必要があります。専門学校を選ぶ際は、実践的な授業が多くカリキュラムに含まれているかどうか、必ず確認しておきましょう。
独学でも学べる内容がある
専門学校は専門的な内容を学習できることが特徴ですが、学校によっては高度な知識を学べない場合があります。結果的に、独学でも学べる内容だったというケースもあるため、入学前にカリキュラムをしっかり調べておくことが大切です。
カリキュラムの内容以外にも、講師陣の経歴や実習に使用する設備や教材などについての事前リサーチも欠かせません。入学してから後悔しないためにも、オープンキャンパスなどのイベントや専門学校の様子が確認できる公式サイト、YouTube動画、卒業生の口コミなどがあれば、積極的にチェックしておきましょう。
学費が高い
IT・コンピューター専門学校は、専門学校のなかでも費用相場が高い傾向にあります。1年間の学費の相場は100万円〜140万円と、大学にかかる費用と大差ありません。また、学費以外にも教材費などの諸経費が別途かかることもあるため、注意が必要です。
ただし、学費の安さだけで専門学校を選んでしまうと、カリキュラムの内容が不十分で、後悔する可能性もあります。大切なのは費用と学習内容、得られる経験が見合っていることです。
そのことを意識したうえで、卒業までにかかる総額は事前に必ず確認して、無理のない範囲で通える学校を選択しましょう。
※参考 プログラミング専門学校の相場
希望する業種・職種に就職できるとは限らない
IT・コンピューター専門学校への進学を検討している人のなかには、就職先としてIT企業に進む道を希望している人も多いでしょう。しかし、IT企業のなかには『大卒以上』を条件として募集をしていることも少なくなく、専門学校卒業ではエントリーすることもできない場合があります。
一方で、多様な就職先に学校推薦の枠が設けられていることは、専門学校ならではの強みです。就活の際に推薦をもらえれば、内定を獲得しやすくなります。
進学先を選ぶ際は卒業生の進路を確認して、自身の希望する業種・職種についている先輩がいるか調べておくとよいでしょう。
IT専門学校への進学を後悔する人の特徴
IT専門学校への進学を後悔する人の特徴は以下の3つです。
- IT以外の職に興味がある
- 専門学校を過信しすぎている人
- 学校の詳細を調べずに入学した人
それぞれについて、解説します。
IT以外の職に興味がある
IT以外の職にも興味がある人が専門学校に進学すると、学べる分野の幅が狭まってしまい、後悔する可能性があります。
専門学校は専門的な知識の習得や、実践的なスキルの獲得に特化した学校です。IT・コンピューター専門学校であれば、IT関係の職へ就くための目的に合わせたカリキュラムが組まれています。
そのため、IT・コンピューター専門学校に入学してしまうと、基本的に専門外の勉強はできません。他業種へ興味がある人にとっては選択肢を狭めることになるため、しっかり将来を見据えたうえで進路を選ぶことが大切です。
専門学校を過信しすぎている人
IT・コンピューター専門学校は、ITに関することを専門的に学べます。しかし、1〜2年という短い間にカリキュラムが詰め込まれているため、学ぶ内容には限界があります。
そのため、専門学校を卒業したからといって、ITに関するすべての内容が身につくわけではありません。高い技術をもった専門家になるには、就職後も絶えず学び続ける姿勢が大切です。
専門学校で学べる内容はたしかに実践的なものですが、決して過信しすぎないように注意しましょう。
学校の詳細を調べずに入学した人
IT・コンピューター専門学校といっても、さまざまなジャンルやコースがあります。入学してから後悔しないためには、自分が将来働きたい職に必要なカリキュラムを事前に確認しておくことが大切です。
パソコンのスキルを身につけ事務職で働きたいと思っている人と、インターネットマーケティングやアプリ開発などで活躍したいと考えている人とでは、学ばなければならない内容が異なります。そのため、自分に必要な学習は何なのか、明確にしておくことが大切です。
検討している専門学校に自分が求める内容を学べる環境があるのか、事前リサーチを欠かさないようにしましょう。
IT専門学校に通うメリット
IT・コンピューター専門学校に通うメリットは以下の4つです。
- 専門的な技術が学べる
- 同じ志の仲間と学べる
- IT業界の人脈を築く機会がある
- IT業界への就職サポートが手厚い
ひとつずつ、詳しく解説します。
専門的な技術が学べる
IT・コンピューター専門学校では、ITに関する知識や技術について、専門的な学習ができます。加えて、就職に優位になる専門的な資格を在学中に取得できることも、メリットの1つです。
例えば、専門学校HALでは以下の国家資格の取得を目指せます。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- データベーススペシャリスト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 情報処理安全確保支援士試験
HALを始めとして、専門学校は 資格取得を前提としてカリキュラムが組まれていることが多く、独学で学ぶより合格しやすい環境が整っています。専門的な資格が取得できれば、就職の際にアピールポイントとなるでしょう。
同じ志の仲間と学べる
限られた分野に特化してカリキュラムが組まれているため、似通った志をもった人が多く通っていることが、専門学校の特徴です。同じ分野に興味がある仲間と学んでいるとモチベーションも上がりやすく、質の高い学習につながります。
同じ志をもつ仲間ができれば、カリキュラムが辛いと感じる際も『励まし合い・助け合い』ながら進めることも可能です。学生時代にしか出会えないかけがえのない存在と学んだ経験は、その後の人生を充実させる大切な要素にもなるでしょう。
IT業界の人脈を築く機会がある
IT・コンピューター専門学校で知り合った友達や先輩は、将来の人脈を築くきっかけとなる可能性もあります。志が同じであれば、声をかけ合い、助け合いながら一緒にプロジェクトを進めることも可能です。
また、専門学校HALでは、人気企業の人事部や開発部の人に自分の作品をプレゼンテーションできる機会があります。うまくアピールできると強い人脈が作れる可能性が高まるでしょう。
このように、専門学校によって外部との関わりが強いかどうかも異なります。将来の就職にも影響してくる場合があるため、専門学校の選択は慎重におこなうことが大切です。
IT業界への就職サポートが手厚い
IT・コンピューター専門学校では当然ながら、IT業界への就職サポートが手厚くなります。なかには、就職の際、学校内で1次選考を実施する企業も多数あります。
また、就職の際に強みとなる自分自身をアピールする技術や見せ方、ポートフォリオの作成の仕方などを詳しく指導してもらえるのもうれしいポイントです。面接での受け答えの練習など、IT業界に適切な対策も指導してもらえるため、心強い味方となってくれるでしょう。
後悔しない学校の選び方
IT・コンピューター専門学校を後悔しない学校の選び方は以下の2つです。
- 最先端の制作環境がある
- 第一線で活躍するプロから学べる
ひとつずつ、確認しておきましょう。
最先端の制作環境がある
IT・コンピューター専門学校を選ぶ際は、最先端の制作環境がある学校がおすすめです。使用する教材が最先端のものなら、より実践的なイメージをもちやすいでしょう。設備が古ければ、就職後の実践で役に立たない場合もあります。
また、学習設備が整っていることも重要です。学習設備が整っていると、より学習に集中できるでしょう。IT・コンピューター系の業界はシステムの移り変わりが激しいため、常に最新技術を取り入れている学校を選ぶことが大切です。
第一線で活躍するプロから学べる
IT・コンピューター専門学校は、より専門的な学習ができる学校です。そのため、その業界に詳しい講師に教えてもらうと、より高い知識やスキルを身につけられます。
学校を選ぶ際は、どのような経歴をもつ講師が在籍しているのかを必ずチェックしておきましょう。また、オープンキャンパスなどで授業の様子を見学しておくのもおすすめです。
専門学校HALでは、担任教官は経験豊富な業界出身のプロが在籍しています。さらに、Webシステム開発やテクノロジーを担う最先端企業などによる『スペシャルゼミ』を実施しているのも、他校にはない特徴といえるでしょう。
IT・コンピューター関連のシステムだけでなく、デザインやWeb広告まで一貫して学び実力を鍛えることが可能です。
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まとめ
IT・コンピューター専門学校への進学は意味がない、やばいと言われるのは、授業の内容が難しいことや実践的なスキルが身につきにくいなどが原因です。しかし、将来をしっかり見据えたうえでIT・コンピューター専門学校へ進もうと思っている人には強い味方となるでしょう。
ただし、IT・コンピューター専門学校を選ぶ際は事前の学校調査が欠かせません。カリキュラムの内容や学習環境、講師陣などが自分の希望に沿っているか必ずチェックしておくことが後悔しないために欠かせないポイントです。
それぞれの専門学校でメリット・デメリットがあるため、自分で納得できる学校を選びましょう。
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