未来のライフスタイルを想像し、未来のクルマを提案する。人々の夢を実現するのがカーデザイナー・カーモデラーの仕事です。自動運転や電気自動車(EV)などの新技術によってデザインの自由度も大きくなり、今までのデザイン概念とは違う新しいクルマが走り出す世の中になっていきます。
HALでは、未来のクルマを手がけるために必要な「コンセプトを立案し、それをカタチにしていく」までの創造力、本格的なデザインスキルを習得します。
カーデザイン分野で目指せる仕事に関する記事
カーデザイン分野で目指せる仕事
カーデザイナー
カーデザイナーとは、自動車の外観や内装を設計し、スタイルや機能性を追求してデザインする専門職で、新しい車両のデザインコンセプトを創造する仕事です。
カーインテリアデザイナー
カーインテリアデザイナーとは、自動車の内装を設計し、快適性や機能性を追求してデザインする専門職で、車内空間の美しさと使いやすさを創造する仕事です。
カークレイモデラー
カークレイモデラーとは、自動車のデザインプロセスでクレイを使って実物大のモデルを作成し、デザインの具体化や検証を行う専門職です。
プロダクトデザイナー
プロダクトデザイナーとは、日常用品や工業製品などのデザインを行い、機能性、美しさ、使いやすさを考慮して製品を設計する専門職です。
プロダクトCGモデラー
プロダクトCGモデラーとは、コンピューターグラフィックスを使用して製品の3Dモデルを作成し、デザインの視覚化や製品開発プロセスを支援する専門職です。
CADモデラー
CADモデラーとは、コンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアを使用して、製品や建築物の詳細な3Dモデルや図面を作成し、設計プロセスをサポートする専門職です。
UX/UIデザイナー
UX/UIデザイナーとは、ユーザー体験(UX)とユーザーインターフェース(UI)のデザインを担当し、使いやすく魅力的なデジタル製品を作成する専門職です。
ハードモデラー
ハードモデラーとは、物理的なプロトタイプやモデルを作成し、製品デザインの実現可能性を検証する専門職で、機械や工具を使用して正確なモデルを作り上げます。
カーデザイン分野の仕事を目指せる学科
カーデザイン学科 4年制
カーデザイナー専攻
世界を相手にする自動車業界で活躍するためには、世界市場を意識した感性やスキルが求められます。デザインの本場ヨーロッパから導入したカリキュラムで、コンセプトを創り上げる力、それをデザインとして実現していく表現力を身につけます。
カーモデラー専攻
デザインのイメージを実際に具体的なカタチにしていくのがカーモデラーの仕事です。デザインの能力とともに、HALの強みでもあるデジタルツールに精通することで、プロとして活躍する際に有利となる、圧倒的な武器を身につけます。
次世代モビリティ開発専攻
環境保護・省エネルギーなどの視点から、今までとは違うパワーシステムや新しい交通の仕組み=次世代モビリティの研究・開発が進んでいます。この新たな領域に向けて、デザイン開発を担える実践的なノウハウを身につけます。
HALからカーデザイナーになった卒業生
北米トヨタのカーデザインで 世界を舞台に挑戦し続ける
下横 洋之さん/Calty Design Research Inc./カーデザイン学科2014年卒業
初プロジェクトの「新型クラウン」で細部までこだわったデザインを生み出す
新井 翔さん/トヨタ自動車株式会社/カーデザイン学科2019年卒業
HALで知ったカーモデラーという仕事。 日産が近い未来に発表するクルマを担う、充実の日々。
山内 健司さん/日産自動車株式会社/カーデザイン学科2018年卒業
“未来をつくる車”と“人を運ぶ車”、それぞれの視点でマツダの“今”と“未来”をデザインしていく
伊藤 正輝さん/マツダ株式会社/カーデザイン学科2016年卒業
主な内定先 ※抜粋(順不同)
- 任天堂
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- スクウェア・エニックス
- カプコン
- セガ
- バンダイナムコエンターテインメント
- Cygames
- 白組
- デジタル・フロンティア
- オー・エル・エム・デジタル
- 東映アニメーション
- 博報堂プロダクツ
- NTTグループ
- サイバーエージェント
- LINEヤフー
- トヨタ自動車
- 日産自動車
カーデザイン分野の仕事に関するよくある質問
カーデザイナーになるには?
カーデザイナーを目指すなら、美術・工芸・工業デザインを専門的に学べる大学または専門学校への進学が一般的です。デッサン力を基礎に、スケッチ、モデリング、レンダリング、CGなど、自動車デザインに必要な技術を習得します。
また、グローバルな視野を持つために、海外の専門学校で学ぶ選択肢もあります。自動車メーカーが世界中に研究開発拠点を持つ現在、国際的な感覚を身につけることも重要です。
HAL東京では、カーデザイン分野での実践教育を提供し、企業と連携して最新のカリキュラムや設備を整えています。基本的なデザインから車のメカニズム理解、コンセプト作成、モデリング、スケッチまで、カーデザイナーになるために必要な全てを学べます。
カーデザイナーの年収は?
カーデザイナーの年収は、勤務する企業やキャリア、地域によって大きく異なりますが、一般的な範囲は年収300万円から1,200万円です。大手自動車メーカーに勤める場合、年収はさらに高くなる傾向にあります。
カーデザイナーとしてのキャリアを積むことで、年収は大手企業や自動車メーカーでの勤務が年収アップの鍵となることが多いです。自分のスキルや経験を積極的にアピールし、理想のキャリアを築いていきましょう。
カーデザイナーの仕事内容は?
カーデザイナーは、新しい車の外観から内装、配置、素材、色に至るまでアイディアを出し、新車の全体像を決定する仕事です。
主にブランドイメージを形成するエクステリアデザイナー、車内のデザインを担当するインテリアデザイナー、車の色彩計画を担当するカラーデザイナーの3つに大きく分かれます。
設計者やエンジニアと共に開発チームに属し、自分の専門分野に特化して、それぞれの工程を担います。
カーデザイナーは、ただ車をデザインするだけでなく、新しい車のコンセプトを形にし、それを実現するための多岐にわたる工程に関わる仕事です。創造性と技術的な知識を兼ね備え、チームと協力して、夢の車を現実のものにする魅力的な職業といえるでしょう。
カーデザイナーに向いている人は?
カーデザイナーは色、形、素材など、美しいデザインを創出する美的センスが求められます。さらに設計者やエンジニアとの協力が不可欠で、チームで働く能力が必要です。そのため、コミュニケーション能力が高い人におすすめです。
そして、何より自動車デザインに情熱を持っている人が向いているといえるでしょう。
また、カーデザイナーは車の外装や内装をデザインすることに加え、美学、機能性、安全性、コストを考慮する必要があります。
この仕事は、市場調査、概念化、デザイン、プロトタイプの作成、生産に関わるものです。カーデザイナーを目指す人は、創造性、自動車に関する知識、マーケティングスキルを持っている必要がありますが、常に市場の動向やニーズを研究することも大切です。
カーデザイナーの1日のスケジュールは?
カーデザイナーの1日は、創造性と技術的なスキルを駆使して、自動車の外装や内装をデザインすることに費やされます。スケジュールはプロジェクトによって異なりますが、一般的な1日の流れを見てみましょう。
8:30〜出勤後、メールチェックとその日のスケジュール確認。
9:00〜海外のデザインスタジオとのビデオ会議に参加。
11:00〜新製品企画の評価会議に出席。
12:00〜昼食
13:00〜新しい車のコンセプトやデザイン案を考え、スケッチや3Dモデリングを行う
15:00〜プロジェクトチームとの定期的なミーティングで、デザインの進捗や課題について話し合う
16:00〜最新の自動車デザインのトレンドや技術、素材に関するリサーチを行う
カーデザイナーの1日は、デザイン作業、チームとのコミュニケーション、そしてリサーチによって構成されています。創造性を発揮しながら、チームと協力してプロジェクトを進めることが、この仕事の魅力の一つです。
カーデザイナーに必要な資格は?
カーデザイナーになるためには、特別な資格が必要とされるわけではありませんが、専門的な知識やスキルを身につけることが重要です。
例えば高校卒業後、大学や専門学校で、システム制御工学、自動車工学、デザイン工学、デザイン、美術などの分野を専攻するのが近道です。
デッサン力と発想力は、車のデザインを形にするための基本的なスキルなので、学生のうちから磨いておくと良いでしょう、
カーデザイナーが活躍できる就職先は?
カーデザイナーの主な就職先は、自動車の外装や内装のデザインを行う自動車メーカーです。その他に、自動車の部品やアクセサリーのデザインも担当しています。
また自動車メーカーからの委託を受けて、プロジェクトのデザインを担うデザイン会社への就職も一つの選択肢です。
さらに海外の自動車メーカーやデザイン会社で働くチャンスもあります。経験や実績を積むことで会社員ではなく、フリーランスとして独立したり、自分のデザイン会社を立ち上げたりすることも可能です。
カーデザイナーとして活躍するためには、自動車メーカーやデザイン会社など、さまざまな就職先があります。
カーデザイナーのやりがいは?
カーデザイナーとしてのやりがいは、自分の創造したデザインが形になり、多くの人々の生活に喜びをもたらすことにあります。
カーデザイナーの仕事ではデッサンを描き直したり、大量生産には向いていないなどの問題が起こったりと、一つのデザインを生み出して完成するまでの道のりが非常に遠いです。
しかし、自分がデザインした車が実際に街中で走っているのを見ることが、最大の喜びといえるでしょう。
カーデザイナーは自分の情熱を仕事にできること、そしてその成果が世界中の人々の生活に直接影響を与えることにやりがいを感じられます。
カーデザイナーの難易度は高い?
カーデザイナーとして自動車メーカーで働くことを目指す場合、難易度が高いとされています。さらにカーデザイナーの求人は少なく、職業転換も困難です。
カーデザイナーのポジションは非常に競争率が高く、多くの人がこの分野でのキャリアを目指しています。
そのため、専門的な知識や技術を深く掘り下げ、常に斬新なアイデアを提供できるように努める必要があります。
成功の鍵は運や才能だけではなく、専門的な知識や技術、そして斬新なアイデアを持つことが重要です。
HALのカーデザイン学科では、カーデザイン、インテリアデザイン、プロダクトモデリングに焦点を当てた4年間のプログラムを提供しており、業界標準のデジタル技術トレーニングを提供しています。
自動車業界での100%の就職率を誇っており、就職につながるインターンシップや企業プレゼンテーションの機会もあるので、気になる方はぜひお問い合わせください。