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ゲームクリエイターになるには?職種や仕事内容について解説!

今回は、ゲームクリエイターのなり方について解説します。

ここでいうゲームクリエイターとは、ゲームデザイナーやゲームプログラマーといった、ゲーム制作に携わる仕事の総称のことです。それぞれの職種の仕事内容や、おすすめの資格などについてもご紹介します。

ゲームクリエイターになるには?

ゲームクリエイターは専門職のため、関連する知識やスキルをしっかり身につける必要があります。

基礎的なスキルや知識を学ぶ

ゲームクリエイターに必要なスキルや知識を学びます。

なりたい職種によってさまざまですが、具体的にはプログラミングスキル、ゲームエンジンの操作スキル、ゲームデザインの知識などが求められます。

プログラミングスキル

C++, C#, Javaなどの言語を学び、ゲーム開発に必要なプログラミングスキルを身につけましょう。C++はUnreal Engineで使用され、高速な処理が可能です。C#はUnityで使われており、初心者にも扱いやすい言語です。JavaはAndroid向けゲーム開発で活躍します。これらの言語を学ぶことで、ゲームの動作やロジックを構築できます。また、効率的なコードを書くためには、データ構造やアルゴリズムの理解も重要です。

ゲームエンジンの理解

ゲームエンジンは、開発を効率化するためのツールであり、UnityやUnreal Engineなどの主要なゲームエンジンの使い方を習得することが重要です。UnityはC#を使用し、2Dおよび3Dゲームのクロスプラットフォーム開発に適しています。一方、Unreal EngineはC++を用いることで、高品質なグラフィックス表現が可能です。これらのエンジンの機能や使い方を習得することで、複雑なゲームでも効率的に開発できます。

デザインスキル

グラフィックデザイン、3Dモデリング、アニメーションなど、ビジュアル面のスキルは、ゲームの魅力を高めるうえで欠かせません。
グラフィックデザインでは、PhotoshopやIllustratorを使用してUIや2Dアートを制作します。3Dモデリングでは、BlenderやMayaを用いてキャラクターや環境を作成します。また、アニメーションスキルを活用することで、キャラクターの動きやエフェクトを表現できます。これらのスキルを組み合わせることで、プレイヤーに魅力的な体験を提供することができるでしょう。

関連する分野の大学や専門学校に進学する

ゲームクリエイターに必要なスキルは、大学や専門学校で学ぶのがおすすめです。

ゲーム開発やコンピューターサイエンス、デジタルアート、デザインなど、ゲーム制作に関連する分野を専門的に学べる大学や専門学校に進学することを検討しましょう。
これらの教育機関では、ゲーム開発の基礎理論から実践的なスキルまで幅広く学ぶことができるカリキュラムが用意されています。また、在学中にプロジェクトやインターンシップに参加することで、実践的な経験を積むことも重要です。

専門学校では、ゲームプログラマーやグラフィックデザイナーなど、専攻に分かれてそれぞれの職種に特化した勉強ができます。

一方で大学では、ゲームクリエイターに特化した分野は少ないものの、情報系の学科などでゲーム制作に関連したスキルを学び、ゲーム制作に活かすことができます。

ゲームクリエイターになるための学校の選び方

最先端の開発環境がある

ゲーム制作の現場では、次々と新しい技術や開発環境が取り入れられています。

最先端の開発環境が整えられた学校で勉強すれば、就職後も即戦力として活躍できるでしょう。

しっかりとした実績がある

大手ゲームメーカーへの実績がある、就職率が高いなど、就職に関する確かな実績がある学校がおすすめです。

実績についてはホームページで確認するほか、オープンキャンパスでもしっかりと確認しましょう。

現役のプロから学べる

現役のゲームクリエイターから学ぶことで、今業界で必要とされているスキルが身につきます。

特に、専門学校では現役のプロが講師を務めていることが多い傾向にあります。

ポートフォリオの作成

自分の作品やプロジェクトをまとめたポートフォリオは、ゲームクリエイターとしての能力を示すための重要なツールです。完成度の高いデモやプロトタイプを作成し、自身のスキルや創造性を具体的に示しましょう。ポートフォリオには、作品のコンセプト、開発過程、使用した技術やツール、自分が担当した部分を明確に記載してください。また、ウェブサイトやデジタル形式でポートフォリオを作成することで、より多くの人に作品を見てもらえる機会を増やせます。定期的に更新し、新しい作品やスキルを追加することも重要です。

実務経験を積む

実際の開発現場での経験は、理論だけでは得られない貴重なスキルを身につけることができます。インターンシップやアルバイトを通じて、プロの開発環境やチームワークを経験しましょう。また、オープンソースプロジェクトやコミュニティプロジェクトに参加することで、実際の開発フローやコラボレーションの方法を学べます。これらの経験は、履歴書に記載することで就職活動に有利になるだけでなく、自身のスキルアップにもつながります。

ゲームクリエイターが注目を集めている理由

国内外のゲーム市場は右肩上がりで成長を続けていて、今後も市場が拡大されていくと予想されています。

日本国内の市場動向では、2022年の市場規模が約2兆316億円となり、3年連続で2兆円を超えました。コロナ禍による巣ごもり需要により、家庭用ゲーム機やスマートフォン向けゲームが急増し、スマートフォンゲームが市場全体の約80%を占めています。また、日本の市場は世界全体の約10%未満であり、さらなる成長の余地があります。

ゲーム市場の拡大とともに、ゲームクリエイターの仕事にも注目が集まっています。

またゲーム制作において、ARやVR、AIなどさまざまな最新技術が取り入れられていることから、最新技術に対応できるゲームクリエイターは特に需要が高いといえます。

ゲームクリエイターの職種と仕事内容

ゲームクリエイターの職種と仕事内容

需要が高まりつつあるゲームクリエイターの具体的な職種名と仕事内容について解説します。

ゲームデザイナー

ゲーム開発の核となる役割を担う仕事で、ゲームプランナーとも呼ばれます。ゲームのコンセプトを考案したり、ルールやゲームプレイの仕組みを設計したりと、面白いゲームを制作するためにさまざまな業務に携わります。

ゲームプログラマー

プログラミングにより、ゲームエンジンや各種ツールを使い、ゲームの動作や機能を作り上げる仕事です。システムの実装やプログラムの効率化を行い、バグ修正を通じて安定したゲームプレイを支えます。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーはゲーム内のキャラクターや背景、ボタンなど、あらゆるビジュアルを手がける仕事です。キャラクターや背景、エフェクトの描写に加え、UI(ユーザーインターフェース)のデザインなど、多岐にわたる視覚表現を担当します。ゲームCGデザイナーとも呼ばれます。

サウンドデザイナー

ゲームで使用される音楽や効果音など、ゲーム内の音響全般を制作する仕事です。BGMの作曲や効果音の制作、キャラクターのボイス収録など、音を通じてゲームの世界観を作り上げる役割を担います。

ゲームプロデューサー

ゲーム開発プロジェクト全体の責任者であり、総指揮を執る仕事です。予算やスケジュールの調整、チームの管理に加え、マーケティング戦略の策定など、プロジェクトを成功に導くための多岐にわたる業務を担当します。

ゲームディレクター

ゲームの制作現場の監督的存在です。スケジュール管理や制作メンバーへの指示をおこない、ゲーム制作が納期に間に合うように調整するのが主な仕事です。

ゲームシナリオライター

ゲームのストーリーやキャラクターのセリフを書く仕事です。企画の時点でゲームデザイナーがシナリオを考えることもありますが、よりクオリティの高いシナリオを求め、ゲームシナリオライターが専門的に担当するケースも増えています。

ゲームクリエイターの主な就職先

ゲームクリエイターの主な就職先は、次の3つです。

ゲームメーカー

ゲームメーカーは、ゲームの企画から開発、販売まで行う企業です。

開発に関しては自社で行うケースと、ゲーム制作会社に外注するケースがあります。

ゲームデザイナーなどゲームの企画に携わる職種を目指す場合は、ゲームメーカーへ就職するのが一般的です。

ゲーム制作会社 

ゲーム開発を専門にした会社で、ゲームメーカーから依頼を受けて制作をおこないます。

ゲームプログラマーやグラフィックデザイナーなど、実際に自分で手を動かしてゲーム制作を行いたい場合は、ゲーム制作会社がおすすめです。

IT系企業

ゲーム開発に特化した事業や部署のあるIT系企業でも、ゲームクリエイターの活躍の場があります。

IT系企業では、スマートフォン向けのゲームアプリの開発をおこなっているケースが多いです。

ゲームクリエイターになるために有利な資格

ゲームクリエイターになるために有利な資格

ゲームクリエイターに関連する資格を取得すると、スキルが証明され、就職が有利になる可能性があります。

基本情報技術者試験

プログラマーやシステムエンジニアに必要な基礎知識が問われます。

プログラミングやコンピュータの仕組み、情報セキュリティなど幅広い知識が求められます。

>>基本情報技術者試験

応用情報技術者試験

基本情報技術者試験と比べて難易度が高く、回答形式は選択だけでなく記述もあるため、プログラマーやシステムエンジニアとしてスキルアップを目指す人におすすめの資格です。

>>応用情報技術者試験

ネットワークスペシャリスト

ネットワーク分野における高度な専門知識を必要とする資格です。

情報システム基盤の企画から開発、保守運用の一通りの知識が求められます。

>>ネットワークスペシャリスト試験

データスペシャリスト

データベースの専門家として、企画から開発、保守運用の業務をおこなうエンジニア向けの資格です。

>>データベーススペシャリスト試験

CGクリエイター検定

デザイン・2DCG・3DCGなど、CG制作に関する知識や技術を幅広く問われます。

>>CGクリエイター検定

CGエンジニア検定

CGゲーム開発に携わるエンジニアやプログラマーにおすすめの資格です。

プログラミングに関してだけでなく、CG理論についての知識も必要です。

>>CGエンジニア検定

ゲームクリエイターに向いている人の特徴

ゲームクリエイターに向いている人の特徴として、次のようなものがあります。

プログラミングが得意な人

ゲームプログラマーにとって、プログラミングは必須スキルです。

他の職種でも、ゲーム制作に関する知識は一通り持っているほうがいいので、基本的なプログラミングスキルは身につけておくのがおすすめです。

ゲームの楽しさや興味を引く要素を理解できる人

特に、ゲームの企画に携わるゲームクリエイターにとって、「どんなゲームがヒットするのか」という視点は欠かせません。

ユーザーがどんなゲームを楽しいと思うのか、興味を持つのかという感覚は、ぜひ持っておきたいところです。

プロジェクト管理が得意な人

ゲーム制作は、長期間のスケジュールの中で非常に多くの職種が連携し合いながら進行していきます。

そのため、ゲーム業界ではプロジェクト管理のできる人材が重宝されます。

ゲームクリエイターに関連したよくある質問

ゲームクリエイターに関連したよくある質問

ゲームクリエイターの年収は?

ゲームクリエイターの平均年収は、523万円と比較的高めです。

高い専門知識が求められる分、給与に反映されやすいと考えられます。

中でもゲームディレクターやゲームプロデューサーといったマネジメント職では、さらに年収が上がる傾向にあります。

絵が描けないとゲームクリエイターにはなれない?

グラフィックデザイナーの場合、デッサンスキルが求められるため基礎画力はあったほうがいいでしょう。

グラフィックデザイナーでなくても、ゲームの企画を考えるときなどにイラストで表現できると伝わりやすくなるため、絵が描けるスキルが役に立ちます。

ゲームクリエイターのやりがいや将来性は?

ゲームクリエイターは、多くの職種と協力し合いゲーム作品を完成させたときにやりがいを感じます。

制作に携わった作品がヒットすれば、さらに大きなやりがいを感じるでしょう。

将来性については、先述のとおりゲーム市場が拡大しているのにともない、ゲームクリエイターの需要も今後増加を続けると予想されます。

まとめ

ゲームクリエイターとは、ゲームデザイナーやゲームプログラマー、グラフィックデザイナーなど、ゲーム制作に携わる仕事のことです。

それぞれ求められるスキルは異なりますが、ゲームクリエイターになるには専門学校などの教育機関でスキルを身につけるのが最も一般的です。

ゲームクリエイターを目指すなら、まずは自分に合った学校探しから始めてみてはいかがでしょうか。

ゲームクリエイターを目指すならHAL

専門学校HALは、ゲームクリエイターを育成する専門学校です。

ゲームCGデザイナーやゲームプランナー、ゲームプログラマーなど、さまざまなゲームクリエイターを目指せます。

専門学校HALのゲーム学科は、昼間部4年制・2年制、夜間部があり、希望に合わせて多様な学びが可能です。

それぞれの学科でどのようなことが学べるのかは、次のページでご確認ください。

昼間部 ゲーム4年制学科 ゲームデザインコース

昼間部 ゲーム4年制学科 ゲーム企画コースⅠ/ゲーム企画コースⅡ

昼間部 ゲーム4年制学科 ゲーム制作コースⅠ/ゲーム制作コースⅡ

昼間部 ゲーム学科 2年制