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CGムービーは、こうして作られる。
  • デザイン
  • 絵コンテ
  • モデリング
  • プリビス
  • アニメーション
  • エフェクト
  • サウンド
  • レンダリング
  • ポスプロ
  • MA
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01 MECHANIC DESIGN
スタッフと議論を積み重ねた世界観の中で、説得力のあるキャラクターをデザイン化していく。 スタッフと議論を積み重ねた世界観の中で、説得力のあるキャラクターをデザイン化していく。

メカニックデザイナーがデザインした設計図。さらに3面図や頭部のアップなどがある。
デザイナーの意思を受け継ぎ、この図から3D化するのがモデラー。ディテールの詰めなどは、実はモデラーに託される。

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02 STORYBOARD
「アニメーションの設計図」。監督の目指す世界観などを共有し、各担当の役割を明確にする。 「アニメーションの設計図」。監督の目指す世界観などを共有し、各担当の役割を明確にする。

監督の頭の中にあるストーリーや、文章によるシナリオをどんな描写で表現するのかを設定するものが絵コンテ。どんなレイアウトで見せるのか、被写体がどう動くのかなどをラフスケッチとト書き(説明書き)でカットごとに指定していく。

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03 MODELING
構造を把握し、3D化するのがモデラーの役割。デザインをベースに3Dモデルを組み立て、命を吹き込んでいく。 構造を把握し、3D化するのがモデラーの役割。デザインをベースに3Dモデルを組み立て、命を吹き込んでいく。

【 キャラモデリング・背景デザインモデリング 】
ポリゴンや3Dスキャンなどによってキャラクターや背景の形状を組み立て、立体的な3DCGモデルデータをMayaなどの3DCGソフトによってつくる。

【 テクスチャ制作 】
形状ができあがった3DCGモデルデータに材質(鉄やコンクリート、材木…etc)の色や質感をつけていく作業を行う。

【 セットアップ(リギング) 】
3DCGモデルデータにアニメーターがポーズをつけやすくするために、各パーツにボーン(骨)を入れ、動かすためのスキニング(ボーンのジョイント部分などを滑らかに変形させる処理)を施し、コントローラを仕込む。

【 ルックの検証 】
3DCGモデルデータの360°あらゆる方向からの見え方や、可動部分を動かしたときも含めた全体の見栄えをチェックする。

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04 PREVISUALIZATION
動画は動かさないと分からない。モデルを実際に動かして、最終的な共通認識を持つ。 動画は動かさないと分からない。モデルを実際に動かして、最終的な共通認識を持つ。

より具体的な映像イメージを共有するための指標として、簡易な3DCGモデルをつくって動かす。実際に動かすことで絵コンテでは見えない「カットの長さ」や「映像のリズム」をスタッフ全員で共有する。また、シミュレーションを重ねることで、より表現力の高い動作やカメラワークを検証する。

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05 ANIMATION
キャラクターや背景に動きをつける。より本格的な動きとカメラアングルにこだわる心臓部分作業。 キャラクターや背景に動きをつける。より本格的な動きとカメラアングルにこだわる心臓部分作業。

絵コンテのストーリーやプリビズ検証に合わせて、キャラクターや背景の位置、CGソフト上のカメラの角度、大きさ、色、秒数などを調節しながら動きのある映像をつくっていく。
(例えば、X軸10m位置にいたロボットを3秒後にX軸20m位置に進めながら顔に向かって下からクローズアップ、など)

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06 EFFECT
演出の意図を高めるために特殊効果や加工処理を施し、より迫力のある映像へ。 演出の意図を高めるために特殊効果や加工処理を施し、より迫力のある映像へ。

爆発や砂埃、光、銃口の発火など、アニメーションを盛り上げるための特殊効果を制作。細かな演出を加えることで、映像表現を高める。
そして、被写体の動きとエフェクトに違和感がないかを何度も検証する。

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07 SOUND EFFECT
必要な音は、自ら創る。映像の一挙手一投足にサウンドを潜ませてリアルを追求。 必要な音は、自ら創る。映像の一挙手一投足にサウンドを潜ませてリアルを追求。

爆発音や銃撃音、機械が動くときの音を効果音として制作し、映像に合わせて追加していく。ときには、実際に鉄などを叩いて録音し、加工・制作することも。

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08 RENDERING
リアルさは光と影が後押し。一枚一枚画像を描き出す、今期が求められる時間。 リアルさは光と影が後押し。一枚一枚画像を描き出す、今期が求められる時間。

陰影や質感、演出を反映した映像を一枚一枚の画像として描き出す作業。映像設定をもとにパソコン内で計算して画が作成されるため、クオリティを求めるほど時間を要する。

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※レンダリングソフトによって求める出力結果が違うため、作風によって使い分ける。

09 POST PRODUCTION
映像の全容が出来上がるが、美しい映像、格好良い映像を最後まで追い求める場。 映像の全容が出来上がるが、美しい映像、格好良い映像を最後まで追い求める場。

【 編集 】
レンダリングした画像をつないでアニメーション化し、満足のいくイメージに近づけるためにAfter Effectsなどといった様々なソフトを用いて最終調整を行う。

【 色調整 】
さらに最終的なカラーイメージとして、明るさや色彩の調整を行い、映像のクオリティを高める。

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10 AUDIO POST PRODUCTION
ムービーの印象を高めるのは音。コンマ1秒にもこだわり、音と映像を一体化させる。 ムービーの印象を高めるのは音。コンマ1秒にもこだわり、音と映像を一体化させる。

編集された映像にナレーションやセリフ、BGMなどを加える「音入れ」作業がMA(マルチ・オーディオ)。ナレーションやセリフなどを収録し、その後映像と組み合わせる。また、音の清音化(ノイズ除去など)も重要な作業。

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FINISH 完成・納品
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