CG/ANIMATION

2020.6.15

HALで仲間たちと過ごした4年間がすべてに生きている

  • 橋本 怜弥(はしもと れいや)

    株式会社デジタル・フロンティア 企画製作本部 CG制作部 エフェクト室

    CG映像学科卒(2020年4月より「CG・デザイン・アニメ4年制学科 CG映像コース」に名称変更)/2018年卒業

「こんなにも気持ちいいんだ!」 チームで1つの作品をつくる歓びを知った4年間。

“エフェクトアーティスト”として、『未来のミライ』を始め、数々の映画・CM・ゲームムービーを手掛けている橋本さん。1つの作品に多くの職種が関わるが、HALで学んだ“チームプレイ”が今の橋本さんを支えている。 「HALでのいい想い出はたくさんあります。今の職種を目指すきっかけも先輩が開いてくれた勉強会でした。でも、なんと言っても一番はチーム制作です。この体験があるかないかで僕の人生は変わったはずです」。 実際の開発現場を想定した“チーム制作”は、HALが特に力を入れているカリキュラムだ。 「どれだけ勉強しても1人でできることは限られてますし、制作の過程でぶつかり合うなんてことはしょっちゅう。だからこそ完成したときの達成感は格別なんです。“あいつ、泣くんだ!?”って仲間が嗚咽を漏らして泣いていたり。みんなでつくるのってこんなに気持ちいいんだ!と感じた瞬間でした」。

  • ©2018 スタジオ地図

映画・ゲームの仕事に就きたい 大学進学を勧める両親を説得して、HALへ

高校3年生の時、進路に迷い、人と違うことがしたいと考えていたという橋本さん。そんな時、ある映画がきっかけで、映像関係の仕事に就きたいと考えるようになった。もともとゲームが好きだったこともあり、ゲームや映像が学べる学校を探した。 しかし、当時通っていた高校は進学校。周りの同級生は皆大学を目指していて、両親からも当然大学進学を勧められた。何ヵ月もかけて自分がいかに本気かを伝え、両親を説得したという。 入学後は先輩たちとの交流や同級生と取り組んだチーム制作を通して、知識や技術を吸収し、自分の目指す方向を見つけていった。同級生たちと挑んだCG・映像系のコンテストで数々のタイトルを獲得するなど、確かな実力をつけていった。

『ASIAGRAPH2018』など多数のコンテストで受賞した「LoveMonster」

『DigiCon6 JAPAN Awards』など多数のコンテストで受賞した「Office」

自分の情熱を信じて、HALで進むべき道を見つけた橋本さん。これから進路を選ぶ方々に向けてアドバイスをもらった。 「自分が努力できる環境を見つけること、これが一番大事だと思います。頑張っても上手く行かないときは、周りの環境が自分に合っていない可能性もある。自分の場合は高校の勉強がそうでした。努力しても何となくしっくりこなかったり、充実している気がしないと、努力するのが嫌になってしまいます。HALに入ってからは同じ方向に努力する同級生や目標となる先輩、サポートしてくれる先生、それに授業時間外でも作品制作に没頭できる設備に恵まれて、楽しく充実した学生生活を送れました」。

橋本 怜弥(はしもと れいや)

株式会社デジタル・フロンティア 企画製作本部 CG制作部 エフェクト室

CG映像学科卒(2020年4月より「CG・デザイン・アニメ4年制学科 CG映像コース」に名称変更)/2018年卒業

HAL在学中、『DegiCon6 JAPAN』や『ASIAGRAPH』など、同級生たちとともに応募した数々のCG・映像系コンテストでタイトルを獲得。『未来創造展2018』ではクオリティの高い3DCGアニメーションで4年制部門HAL大賞を受賞した。卒業後は、大手映像制作会社である株式会社デジタル・フロンティアに入社。エフェクトアーティストとして、『未来のミライ』をはじめ映画・CM・ゲームムービーの制作に携わっている。