2015.1.26
卒業生トークイベントにヒューマノイドロボットNAOが登場!
現在日本サード・パーティ株式会社(以下JTP社)に勤務している卒業生の深田宏興さんをゲストスピーカーに招いて、トークイベントを実施しました。後半には、深田さんが所属するJTP社と業務提携を行っているアルデバランロボティクス社のヒューマノイドロボット「NAO(ナオ)」も登場。動きが高性能なのはもちろん、会話にオチもつけてしまうNAOの実力を、十分に体感できたイベントとなりました。 深田さんは2014年3月に先端ロボット開発学科を卒業、エンジニア集団として知られるJTP社に入社しました。「HALでがんばっていれば必ず内定をもらえるというのは本当だった」と、充実した学生生活の結果希望をかなえたお話に、これから就職活動をひかえる在校生たちは興味津々で聞き入っていました。 深田さんが連れてきたNAOは、次世代ロボットへの注目が世界的に高まる中で、二足歩行ロボットとしてリーダー的な存在となっています。フランスに拠点を置くアルデバランロボティクス社のヒューマノイドロボットで、研究・教育を目的として30ヵ国約200の教育機関が導入、販売台数は世界一を誇ります。そのNAOの日本展開に深く携わっているJTP社で勤務している深田さんから、「時代はソフトウェアからロボテックス、メカトロニクスへ移りつつある」と熱く語っていただきました。 また後輩に向けて、「HALで学ぶ仮想化技術・OSの仕組み・アルゴリズムなどの授業はすべてNAOと繋がっています!NAOを含めロボットは様々な技術の結晶です。そして、学べば学ぶだけロボットに対してできることが増える。この面白さを体感してほしい。また、失敗からも学ぶことがたくさんある。頑張ってください!」とメッセージを頂きました。
ヒューマノイドロボットNAOとは?
アルデバラン・ロボティクス社が開発・生産しているNAOは、研究や教育活動において最も広く使用されている人型ロボットです。 自立的でありながらプログラム可能なNAOは初心者から上級者まで広範囲のユーザの使用に適しています。同社は先進的なハードウェアとソフトウェアを持ったプラットホームを開発したのみでなく、 ユーザ同士が参加できるコミュニティなど新たな仕組みも生み出しました。 また、NAOのプロダクトデザインには、HALパリ校「クレアポール」のプロダクトデザイン学部卒業生、エリック・アーレン(Erik Arlen)氏も参加しています。アーレン氏は、クレアポール在籍時に「アルデバラン・ロボティクス」のデザインコンテストでグランプリを受賞し、それをきっかけに同社のNAOのデザインを手がけました。卒業後は、渡米してNIKE社にてNIKE WOMEN『Nike Free TR Fit』など大人気製品をデザイン。2012年からは友人とともに設立したデザインスタジオ『ARRO』を拠点に、プロダクトデザイナーとして世界で活躍しています。
昨年来日し行われた講義の内容はこちら。
NIKE製品やロボット『NAO』等のデザインを手がけているクレアポール卒業生が特別講義を実施。