IT/WEB/AI

2022.11.30

SREチームのマネージャーとして サービスの信頼性向上に貢献

  • 柘植 翔太

    株式会社サイバーエージェント エンジニア

    高度情報学科 高度情報処理コース/2014年3月卒業

ITの可能性に衝撃を受け20歳を過ぎてから学び始めた

もともとはITと全く無縁で、本格的にパソコンを触り始めたのは20歳を過ぎてからでした。高校時代は福祉系の勉強をしていたのですが、ITを学ぶことで介護やその他の分野をより良いものにできると感じ、興味を持つように。HALに通っている知人からプログラミングについて詳しく聞き、ITの持つ可能性に衝撃を受けました。システムの裏側を知りたいと思い、本格的に勉強するためにHALへの入学を決意しました。 まずは、夜間部のWEBデザイン学科で勉強をスタート。卒業後、より深く学ぶために、昼間部の高度情報学科に再入学しました。高度情報学科では、アルゴリズムやネットワークといった分野をしっかり学べ、エンジニアとしての基礎を固められたと思います。独学でも学べはしますが、先生に教わることでより本質的に理解できました。 学生時代はHALの授業だけでなく、個人的にAWS(Amazon Web Services)などのパブリッククラウドの勉強もしていました。AWSは仮想サーバーなどを提供していて、利用すれば誰でも簡単にインフラ環境を整えられるので、将来的にすごく伸びると感じたのです。学生向け勉強会の開催やユーザコミュニティへの参加を通し、積極的に知識を身につけました。今の仕事でもAWSを使う機会が多く、学生時代の学びがアドバンテージになっています。

部署をまたいでプロダクトを成長させていくのがSREの醍醐味

サイバーエージェントを志望したのは、ベンチャーマインドを持った企業で、色々な経験を積み、成長したいと考えたからです。私は新しいことにチャレンジするのが好きで、大変でも面白くて達成感を得られそうな方を選ぶタイプ。スピード感を持って新しいサービスを開発・リリースし、新卒1~2年目の社員が大きな裁量を持って仕事をしていたサイバーエージェントは、希望とぴったり。自分に合った環境で、楽しく働けています。 アバターコミュニティサービスや音楽・動画配信サービスなど幅広いメディアサービスの担当を経て、現在はSREチームのマネージャーをしています。SREとは、サービスの信頼性を向上させる役割であり、システム運用の改善も行います。常時100以上のシステムに携わり、「AWA」や「アメーバブログ」といった既存のプロダクトの設計や運用の改善を、各部署と協力して進めています。SREという役割そのものの歴史が浅いので難しい面もありますが、プロダクトの改善で得た知見を他の組織で活かすことにより、全体のサービス向上を実現。プロダクトや事業の成長に貢献でき、非常にやりがいがある仕事です。 今後の目標は「サイバーエージェントのSREってすごいよね」と言われるようにしていくことです。これまで社内で培ったプラクティスやドキュメントも、可能な限りオープンにし、広く伝えていきたいと考えています。日本国内はもちろん海外への発信にも力を入れ、カンファレンスなどへの登壇にも積極的に取り組んでいく予定です。

柘植 翔太

株式会社サイバーエージェント エンジニア

高度情報学科 高度情報処理コース/2014年3月卒業

ITの持つ可能性に惹かれ、HALに入学。新卒で株式会社サイバーエージェントに就職し、アバターコミュニティサービスや音楽・動画配信サービス、マッチングサービスなど幅広く担当した。 現在は、SRE(Site Reliability Engineering:サイト信頼性エンジニアリング)チームのマネージャーとして100以上のシステムに携わり、プロダクトの信頼性の向上を目指し、横断的にアプローチしている。「AWS Summit Tokyo2019」や「JAWS DAYS 2019」などクラウドコンピューティングサービスAWS(Amazon Web Service)関連のイベント登壇実績も多数。

これまでの担当サービス

ピグパーティ~着せ替えゲームでかわいいアバターを作ろう

仮想空間内でなりきりたいアバター(ピグ)を作って、ピグのきせかえや、自分のお部屋のもようがえをしながら楽しむアバターコミュニケーションサービスです。会員規模は約1,000万人で、10~20代の学生を中心とした女性の利用者が多く、拡散力の強いユーザが厚い構造です。AppStoreソーシャルランキングで1位を獲得するなど、アバターアプリの中でも盛り上がりを見せています。

卒業後の活躍

AWS Summit Tokyo 2019

2019年に幕張メッセで開催されたAWS主催のテクノロジーカンファレンス「AWS Summit Tokyo 2019」に、柘植さんはサイバーエージェントを代表して登壇。 「AWS Well-Architected Framework」をビジネスで有効活用するための導入フローを紹介した。

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、新しい未来のテレビ「ABEMA」やマッチングアプリ「タップル」などのメディアサービス運営や国内トップシェアを誇るインターネット広告事業、ゲーム事業などITを主軸にしたビジネスを多角的に展開しています。