授業
2024.11.11
国民的スナック菓子である『うまい棒』を製造・販売している株式会社やおきんと産学連携プロジェクトを実施しました。
今回はミュージック学科の学生たちが、発売中のうまい棒15種各味のミュージックビデオを制作しました。ミュージックビデオは、うまい棒の日である11月11日よりうまい棒の特設サイトやHALの公式HPで公開となります。
うまい棒特設サイト:https://www.yaokin.com/sangakurenkei.html
今年4月より始まったこのプロジェクト。審査を経てめんたい味など優秀作品が決定しました。副賞にはなんと、うまい棒の絵師さんがHALの学生のために描いてくれたオリジナルイラストや大きなうまい棒のクッションが贈呈され、学生もテンションがあがりました。
不動の人気であるめんたい味を、癖になるようなキャッチーなフレーズと歌詞で、ピリッとした辛さをメタルで表現しました。まさか総合グランプリを頂けるとは思いませんでした!このメンバーがいてくれたからこそ完成した作品でした。 うまい棒の魅力を100%伝えることができたと自信をもって言える、大変でありながらも本当に楽しい制作でした!!! 講評:キャッチーな「ごめんたい」などのフレーズが印象的でイントロから惹き込まれます。構成も見事で実写パートになりガラっと雰囲気を変えたメタルパートは駄菓子っぽいゆるい感じがよく表現されています。楽曲のクオリティの高さとうまい棒が持つ楽しさを広めてくれる要素がたくさん盛り込まれていたので総合グランプリに選出いたしました。
たこやきといえば大阪!という点から、浪花節と人情をキーワードに制作しました。EDMサウンドで活気に溢れた街と、「日常にうまい棒がある」という歌詞を組み合わせて一度聴くと口ずさみたくなる楽曲に仕上げました。幼少の頃から食べていた、うまい棒の楽曲を制作できるという事で、制作開始当初からチーム一同で大盛り上がりしておりました!この度は、多数の作品の中から栄えあるグランプリを受賞させていただき、一生忘れる事のできない思い出になりました! 講評:EDMと音頭のミックスが絶妙な味をだしていて、独特のイラストとカラオケデュオ風のMVが相まって世界観が素晴らしいです。大阪への地元愛とうまい棒に対する愛が融合して郷愁感を誘います。セリフやボーカルも適度な抜け感が駄菓子の世界観とマッチしております。
エビマヨ味のうまい棒の魅力を世界中の人たちに知ってもらうため、ポップなMVに中華風のユニークな楽曲を制作しました。この度の受賞に、喜びと驚きを感じています。メンバーひとり1人が個性的なアイデアを出し合ったおかげで楽しく、面白い作品を制作することができました。誰一人欠けても完成しなかったと思います。チームメンバー、そしてご指導いただいた先生方に、心から感謝申し上げます。 講評:複数の展開やリズムの間の取り方など、たくさんの要素がインパクトを残しながらも綺麗につながっていく驚きの完成度です。馬のメタルパートなどコミカルかつ重めのサウンドの入れ込み方、一緒に掛け声を上げてしまいそうなパワーのある楽曲です。メンバーの方たちがアイディアを出し合って完成した、うまい棒をみんなで食べるような絆を感じる作品です。
うまい棒チョコレート味をチョコレート界のアイドルと解釈し、うまみちゃんを主役にし、うまい棒味チョコレート味のかわいさを全力で表現しました!歌詞にうまい棒チョコレート味の特徴をふんだんに盛り込んでいるのがポイントです。動画編集では、動画の完成度と音楽の完成度を極力高めるために、何度も打ち合わせを重ね、全体の方向性を決めました。歌詞についても何度も話し合い味の魅力を伝えられるような歌詞に仕上げました。自分たちのやりたいことを優先しすぎず、うまい棒チョコレート味の魅力にフォーカスして制作を進めていくという意図があったので、受賞できたことは、気持ちが伝わった様な気がして、とても嬉しかったです! 講評:うまい棒チョコレートを推しに推した歌詞がアピール力満点で、明るく元気になるアイドルソングを聴いているようでした。シンセサイザーなどの音の使い方も秀逸で、心地良いリズムとMVの合わせも綿密に構成されています。うまい棒チョコレートもこの楽曲に負けないよう元気を与えられるお菓子であり続けたいです。
うまい棒納豆味をテーマに、懐かしい少年時代と社会にもまれている現代の生活を繋いだ様子を歌詞で表現したMVです。この度は大阪校準グランプリを受賞することができ、メンバー全員、大変嬉しく思っています。これまでメンバー間で授業内外問わず意見を出し合い、協力して作り上げた作品でしたので、非常に大きな達成感と、チームワークの素晴らしさを再確認することができました。 講評:エモーショナルなツインボーカルが楽しかった思い出を蘇らせる美しい曲です。サビでうまい棒なっとうが登場するMVも実写でシネマティックに展開されていてとても心に響く風景の中にキャッチーな駄菓子感をプラスしていてバランスの取り方にセンスを感じました。楽曲終盤の展開でそういう事だったのかという伏線回収も見事です。
納豆味の「粘り強さ」や「ファンの応援で復活する」といった点に着目し、RPGゲームのような楽曲・MVに仕上げました。この度はこのような素晴らしい賞をいただき、大変嬉しく思います。今回の制作では、初めて挑戦することも多く、責任感もあり、楽しいだけの制作ではありませんでした。ですが多くの話し合いを行い、最後にはいいものを完成させられたと感じております。これからも一層努力し、さらなる成果を上げていきたいと思います。ありがとうございました。 講評:電子音からはじまるRPGゲーム感がとても良いです。うまえもん、うまみちゃんの可愛い描き下ろしイラストがストーリー仕立てで展開して見ごたえがあります。なっとうのねばねばとネバー、うまい棒なっとうの深堀りが曲に説得力を持たせています。3回販売を休止し復活をとげたなっとう味の壮大な物語と重なって感動する作品となっています。
コーンポタージュの味には、明るいイメージで、エレクトロニックな要素をあまり使わないインストゥルメンタルが最適だと考えました。この味に一番似合うと感じたイメージを汲み取りながら、聴く人に懐かしさや安らぎを与えられるような曲にしたかったからです。私たち全員がMVのために懸命に取り組んだことがこのような特別賞として評価していただき、大変誇りに感じています。やおきん様と関わる貴重な機会を与えてくださったことに感謝します! 講評:さわやかさと明るさがあり、新しい世代へ別の角度から駄菓子の世界を演出してくれるような楽曲です。MV冒頭の駄菓子屋から始まり最後にまた登場するシーンがうまい棒のコンセプトである外に持ち出せるアウトドア性を再認識させてくれます。思わず駄菓子を持って外にでかけたくなるような気持ちのよい作品です。
株式会社やおきんから全体の総評をいただきました。
「クオリティがとても高く、うまい棒愛に溢れた作品ばかりで感謝しております。いろいろな視点での解釈や表現に刺激をいただき、これからの商品開発に活かさせていただきます。すてきな産学連携をありがとうございました」。
■HAL×うまい棒 産学連携プロジェクト
4月にオリエンテーションが実施され、人気のコーンポタージュ味、めんたい味からコアな人気を集める納豆味まで、各味の歴史や開発秘話を聞かせていただきました。その後、学生たちはグループごとに味を確定。企画書をつくり上げたのち、楽曲/ミュージックの制作に取り掛かりました。完成したミュージックビデオは、うまい棒の製造・販売を手掛ける株式会社やおきんの社長含む、社員の方による厳選な審査が行われました。 9月には授賞式が行われ、優秀作品として各賞の発表と、全体への総評をいただきました。当日は、株式会社やおきんの小野様が来校し、各賞だけでなくひとつ1つの作品にフォードバックをいただきました。
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