『ヒューマンインタフェース シンポジウム2024』にて本学におけるAI研究の成果を発表しました

お知らせ

2024.12.12

『ヒューマンインタフェース シンポジウム2024』にて本学におけるAI研究の成果を発表しました

京都大学吉田キャンパスにて行われた『ヒューマンインタフェース シンポジウム2024』にHAL大阪 ゲーム学部の教員が登壇しました。本シンポジウムは京都大学をはじめとした全国の大学や、パナソニックやキヤノンなどの企業も参加する「ヒューマンインタフェース学会」が開催。専門学校としては唯一、本学が発表を行いました。

研究タイトルは「両面モニタの仮想身体とインタビュアーの識別により、AIエージェントの人間らしさが向上する」。 近年AI受付などで注目されているAIサービスを活用した仮想エージェントが、対話する相手を顔認識で識別する機能を開発。この機能により、相手が背後に移動するとAIエージェントが振り向く仕組みを導入しました。両面液晶画面によってエージェントの前後が表示される仕組みは、AIエージェントを現実空間に存在させる前例のない試みとして、技術の応用性の高さも評価されました。

本研究はAIのインタラクション能力を向上させ、単なる機械的な応答にとどまらず、利用者の動きや状況に応じて柔軟に反応できる能力を高めることを目的としています。こうした人間らしい振る舞いは、AIを介した対話に信頼感と共感を生み出し、最終的にはAIと社会のより良い関係性の構築にもつながると考えています。 HAL大阪では、AI技術の応用分野を拡大するとともに、AI人材の育成にも力を注いでいます。本発表は、これらの取り組みが学術的な場でも評価される具体的な成果となりました。 このような研究の成果をカリキュラムにも展開し、これからの社会に必要な人材の育成に努めてまいります。 最先端のAI分野も学べる!オープンキャンパスでHALの教育環境を確認しよう。