授業

2022.9.14

アドビとの連携で有機農業を促進するアプリケーションを学生が提案しました

世界中のデザイナーが利用するデザインソフトメーカー「アドビ」と、CG・デザイン・アニメ4年制学科 グラフィックデザイン・イラストコースとの産学連携プロジェクトを実施しました。

今回のテーマは、「リジェネラティブ・オーガニック(RO)農法に賛同する日本の有機農業者を増やすモバイルソリューションの企画・提案」。 気候変動を阻止するために、化学肥料や農薬を使わず土壌の健全性を保護することが有効な方法と言われています。有機農業、または土壌を豊かな状態に戻すリジェネラティブ・オーガニック農法は土壌の生態系を保ち、環境保全につながることが期待されていますが日本では広まっていないのが現状です。 そのような社会情勢を踏まえ、同社と、環境配慮に力を入れるアウトドア用品ブランド「パタゴニア」が共同設定したお題に沿って、ジェネラティブ・オーガニック(RO)農法に賛同する日本の有機農業者を増やすモバイルアプリケーションを学生たちが考案。デザインツールAdobe XDでプロトタイプを制作し、提案しました。これは、アドビが提供する「College Creative Jam 2021実践パッケージ」の一環として実施されました。 審査を経て優秀作品が決定いたしましたので、紹介します。

第1位「TSUCCHY」

土で評価する有機野菜直販サービス チーム名:つなごウネ 講評:有機農法の価値を上げることがビジネスの仕組みとして考えられていたところがすばらしかったです。UIのクオリティも高くどの画面もきちんとデザインできていました。 ▶プロトタイプとプレゼンテーションはアドビWEBサイトでも紹介されています。

第2位「のうハウ」

有機農法に関する学びが集まるSNS チーム名:だいらいす

第3位「CropPick」

ドローン空撮とAI診断を用いた新規農場管理方法 チーム名:よりどりみどり

制作の過程では、アドビの皆さまより「ユーザー視点でUI/UXデザインを考えること」「このアプリを使用したいと思わせるようなプロモーションまで考えること」など、プロの視点からたくさんのアドバイスをいただきました。 プロジェクトを通してアドビのデザインツールへの理解を深めることができ、アプリケーションのUI/UXデザインから企業への提案資料作成、プレゼンテーションまで実践的な経験を得ることができました。 そして世界的に「SDGs」の気運が高まる中、デザインを通して社会問題の解決を考えられたことは、この先の実際の仕事でも必ず役に立つはずです。

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