授業

2024.7.18

世界的メーカーにおけるインダストリアルデザインの現場とは?レノボ・ジャパン嶋久志氏の特別講義を実施

HALでは、各業界のスペシャリストを指導者として迎える「スペシャルゼミ」を毎年実施しています。教科書からだけでは学ぶことができないノウハウが身につく実践的なカリキュラムです。 今回、レノボ・ジャパン合同会社より、デザインマネージャーの嶋久志氏をお迎えし、カーデザイン学部の学生を対象に特別講義を開催しました。 レノボ・ジャパンは、世界シェアNo.1のPCメーカー「レノボ」の日本法人として、ThinkPad、NECなどのPC機器を開発。嶋氏は、日本IBM時代から長年ThinkPadのデザインに携わっています。

講義テーマは、「モータースポーツとレノボ&アストンマーチンとの共同プロジェクト」。世界最高峰の自動車レース「フォーミュラ1(F-1)」を支える同社のテクノロジーや、イギリスの自動車メーカー「アストンマーチン」と共同でデザイン開発したコンピュータ機器のプロジェクトについても教えていただきました。

自動車とPCの共通点といえば、高度なテクノロジーを持つ工業製品であるということ。使用する際に発生する熱をどう逃がすか、という点でも似たような課題があります。いかにデザインと機能性、テクノロジーとのバランスを成立させるか、また異なる視点から学びを得ることができたようです。 質疑応答の機会もいただき、世界的メーカーで活躍するプロのデザイナーの考えを直接伺うことができました。