学生作品
2025.3.31
就職プレゼンテーション作品:ゲームデザイン分野『磨かれる技術、息づくキャラクター』
この作品は、2024年度 就職作品プレゼンテーション出展作品です。
作品分野
ゲームデザイン
作者名
林 航正 / ゲーム4年制学科 ゲームデザインコース
開発環境・使用ツール
Maya、Photoshop、Substance 3D Painter、Zbrush、After Effects、Unreal Engine
作品コンセプト
本作品集は、キャラクターモデル制作の成果をまとめたものです。
作品のアピールポイント・注力したこと
本作品集では、ゲームエンジンでの動作を前提としたキャラクターモデルを制作しました。適切なポリゴン数やリギング設計、リアルタイムレンダリングに適したUV展開・マテリアル設定を意識し、ゲーム開発に求められる技術を磨いています。 単なる3Dモデルの作成にとどまらず、キャラクターの世界観や背景設定を重視し、表情やポージング、衣装のディテールに至るまで細部にこだわりました。ゲームのシーンに自然に溶け込み、プレイヤーに没入感を与えられるデザインを目指しています。 リアル系からファンタジー、カートゥーン調まで、多様なスタイルのキャラクター制作が可能です。スカルプト、テクスチャリング、リギングなど、各工程で最適なツールを活用し、作品ごとに効率的なワークフローを構築。幅広いビジュアルスタイルに柔軟に対応できる技術力を持っています。 キャラクターの魅力を最大限に引き出すため、ライティングとシェーディングにも細部までこだわり、光源の配置や影の表現を調整。ゲーム内での雰囲気や演出を効果的に引き立てる表現を追求しました。 さらに、リアルな質感表現にも注力し、スカルプト技術を活用した解剖学的アプローチに基づき、骨格や筋肉構造を意識した造形を行いました。布地、金属、革などの異なる素材の特性を活かし、手描きとプロシージャル技術を組み合わせたテクスチャ表現により、よりリアルで説得力のあるビジュアルを実現しています。
受賞実績
・2024 HAL3校合同学内コンテスト「3DCG キャラクター」 金賞
制作にあたってHALで学んで活かせたこと
Mayaでの効率的なモデリングやリギングの基礎を学び、適切なジョイント配置やスキニングの調整を意識したキャラクターセットアップを実践しました。さらに、コントローラーの作成やアニメーション向けのセットアップにも取り組み、ゲーム開発を想定したリギングの知識を深めました。 また、MayaのArnoldレンダーを活用したライティングやシェーディングを学び、質感表現や光影の調整を工夫することで、キャラクターの魅力を引き立てる表現にもこだわりました。Mayaで培ったスキルを活かし、制作のクオリティ向上に努めています。 ※学科名・学年は作品制作当時。
就職作品プレゼンテーションとは
就職作品プレゼンテーションは、希望業界への就職をめざす卒業前年度の学生(4年制3年次、2年制1年次)のために、ゲーム・CG・映像・アニメ・デザイン・ミュージック・IT・WEBなどの各業界で人気上位の企業から、採用・開発・制作担当者を招き、学生が自ら作品をプレゼンテーションできる専門学校HAL独自のカリキュラムです。就職希望企業と直接話を聞けるチャンスのため、希望者は東京・大阪・名古屋の3地区どこでも参加ができます。(一定の条件あり)