授業

2021.11.19

『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサーに学ぶゲームクリエイターの心構えとRPG開発について

株式会社バンダイナムコスタジオ GYAARスタジオ推進部マネージャー 大舘隆司氏をお招きし、HAL名古屋・HAL東京・HAL大阪の学生に向けてオンラインにて特別講義を実施いただきました。                                      バンダイナムコスタジオといえば、『ACE COMBAT』や『アイドルマスター』、『鉄拳』など数々の名作シリーズを世に送っているゲーム会社。HALの卒業生もたくさん活躍しています。

大舘氏はプロデューサーとして、『テイルズ オブ』シリーズに長年携わり、新作「テイルズ オブ アライズ」では開発ゼネラルマネージャーとしてプロジェクトを管理。バンダイナムコスタジオの独自ゲームレーベル「GYAAR Studio」のマネージャーも務められています。 業界歴30年の“レジェンドクリエイター”より、今回は「ゲームクリエイターに必要な心構え」と「RPG(ロールプレイングゲーム)のつくり方」ついてお話しいただきました。 まずは、「ゲームクリエイターに必要な心構え」について。ゲームの発想に必要なアプローチや、想像力と創造力の大切さなど説明いただきました。その中でも、「そもそもプロのクリエイターとは、遊んでくれる人のためにゲームをつくる人のこと」というお話が印象的でした。

次に、「テイルズ オブ アライズ」の開発を参考に、実際のRPG開発の現場について教えていただきました。RPGをつくる際に最初に考えるのが「シナリオ」だといいます。シナリオが決まることで必要な予算や人員が決まり、実際の開発チームが編成されていくのだそうです。 他にも、プレイヤーの感情を動かす仕掛けをつくる際の考え方など、実践的なお話を伺いました。 講義の最後には質疑応答の時間も設けていただきました。「シナリオからどのようにキャラクターを制作するのか」「アイディアを増やすために普段から意識していることは?」など、学生たちからは質問が殺到!ひとり1人に丁寧にお答えいただきました。

これから社会に出る前に、プロとして働く上で重要な「考え方」を業界のトップランナーから学べる貴重な機会となりました。HALでのたくさんの作品制作の機会を通して、在学中から「ユーザーのための面白いゲーム」を追求していきましょう!

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