学生の活躍
2024.12.24
一般社団法人日本オーディオ協会が主催する『第10回 学生の制作する音楽録音作品コンテスト』において、HALミュージック学科の学生チームが「優秀企画制作賞」「奨励賞」を受賞しました!専門学校では唯一の受賞となります。
本コンテストは、学生ならではの柔軟な発想を活かした、魅力ある音楽録音作品が評価されます。
※HAL大阪、HAL東京、HAL名古屋3校の実績
Ambient、Botanica、musique concrèteという音楽ジャンルを軸に、7.1.4chのような立体音響ではなく、5.1ch という平面の音場でできるイマーシヴ(包まれ感)表現を追求。
ミュージック学科
吾郷 友聖、嶋本 浅之、白數 慎太郎、中村 龍童、笠原 柊介、洪 蘭夏、小城 宏登
作曲者やチームメンバーのやりたいことや趣味が色濃く出た、かなり攻めた楽曲。皆で楽しくつくった作品で受賞できてとても嬉しいです。審査員の方から直接「面白い曲だった、もっとやれ」や「5.1chをうまく使っている」などお褒めの言葉をいただきました。企画と楽曲の内容がマッチしていたことが評価されたのだと思います。この作品で一番重要とも言える5.1chの音響表現を追求する姿勢を感じ取っていただけたことも良かったです。
空間オーディオやDolby Atmosに代表されるイマーシヴをSynth Padやコントラバスの持続音、流れるようなヴァイオリンの旋律。また、自由に定位させたFoley Percussionなどで基本的な空間を演出し、そこにパンの移動や、エフェクターのDelayやReverb 、Chorusなどによる奥行き感を付与することでイマーシヴを表現しました。 どんな音を録りたいかを想像しながら、どこで録るか話し合ったり、マイクやHAを選んだり、マイキングをしたりなど、授業で学んだ機材の特性の知識を存分に活かせたと思います。
退廃的な世界での悲劇を表現。無響室と残響室を使ってミックスし、音の違いや効果を調べ制作した作品。
ミュージック学科
小松 美咲、鈴木 大悟、岩村 尚音、古賀 誠也、矢嶋 快
表彰式はとにかく緊張しましたが、受賞したという実感が湧きとても光栄です。講評では、違いをはっきりと感じられて面白い作品に仕上がっていたと仰っていただきました。技術だけではなく学生の柔軟な発想や、クリエイティブな思考こそ今求められていて忘れてはいけない、と仰っていたことも印象に残っています。
株式会社 Sound One(小野測器)様の協力のもと、1st, 2nd ヴァイオリンを収録。無響室・残響室における反響音が録音物に及ぼす影響について調べ、反響音が重要な弦楽器を用いて録音を行い、音楽に落とし込みました。 ミックスの際、残響室音源のみではオケとの馴染みが悪く、浮いてしまっていたので、アタック成分として無響室音源を持ってくることで聞き馴染みが良くなりました。さらに楽曲のリズム感を出すためにリズム隊のアタック感を強調したり、空いてしまったところを低域で埋めるなど迫力のあるミックスを心がけました。
サウンドクリエイター、レコーディングエンジニア…
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