授業
2021.4.6
世界中のファンを魅了するゲーム会社・任天堂の代表取締役フェローである宮本茂氏をお招きし、HAL東京・HAL大阪・HAL名古屋の学生に向けてオンラインにて特別講義を実施いただきました。 宮本氏は「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」、「ドンキーコング」シリーズの生みの親で、ゲームクリエイターを目指す学生にとってまさに憧れの存在です。緊急事態宣言も重なり、今回は直接お会いすることは叶いませんでしたが、学生に向けて講義をするのはHALだけ、ということで、この貴重な機会を学生皆、楽しみにして迎えました。
講義は学生からの質問に宮本氏が答える形式で進行しました。 35周年を迎えた「スーパーマリオ」。なんと、ゲーム学部の先生がプレイする『スーパーマリオブラザーズ』に合せて、宮本氏から開発当初の裏側を解説いただくという“ゲーム実況”さながらの贅沢な時間も!「宮本さんの近況は?」という質問には、今年ついにオープンとなる※ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア『スーパー・ニンテンドー・ワールド』や来年公開が噂されている映画のお話もありました。※2021年3月18日オープン
講義を通してお話しされていたのは、「自分の内面にあるものをゲームとして表現して、世界中の人に楽しんでもらう」という、ゲーム開発に対する真摯な姿勢。「劣等感や模倣では新しいものは生み出せない。グローバルな視点で、『自分にしかできないものをつくる』という軸を持つことが大事です。」というメッセージも印象的でした。 オンラインでも学生たちに声をかけながら進行くださり、宮本氏の温かいお人柄を感じました。 世界中で愛されるゲームを生み出してきたトップクリエイターに直接講義をいただくことができ、学生たちも勇気が湧いたことでしょう。今回の学びを生かして、HALの学生たちが、これからのエンタテインメント業界で、活躍していくことを期待しています!